アトリエ玄米デカフェ|atelier GENMAI DECAF

庄内の水田にきらめく水鏡

COLUMN

寒く長い冬を経て桜の季節を終え、今、庄内には心地よい春風がそよいでいます。
5月のこの時期、ここ庄内は田植えの季節を迎えようとしています。

田植え前の今、庄内の田園一帯には、この時期だけの美しい光景が広がります。
美味しいお米を作るのに大切な水。山に囲まれている庄内平野には鳥海山、月山などからの豊富な雪解け水が流れてきます。
ミネラル、栄養いっぱいの雪解け水が用水路を使って田んぼに張られた光景はまるで空に浮かぶ雲を映す鏡のよう。
爽やかな風にキラキラと揺らめく水鏡。これは水が張られ稲が植えられるまでの2週間程度の束の間の景色なんです。

庄内の田園を水鏡に変えてくれる冷たくて美味しい雪解け水。
寒い冬の間に降った雪の恵みの水です。ただ、今年は例年に比べて雪が少ない冬でした。
ゴールデンウイークには鳥海山の残雪で春スキーを楽しむこともできたようですが、今年の雪不足が田植えにどう影響するのか少し心配もしています。
私たちをどこか懐かしく穏やかな気持ちにさせてくれる水面に映る雲や、夕日の美しさをこれからもずっと見られますように。

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