アトリエ玄米デカフェ|atelier GENMAI DECAF

庄内町の焼きそばは、後掛けソース?(No.20)

COLUMN

6月になりました。庄内の梅雨入り、今年は6月12日頃だそうです。
梅雨入り前のこの時期、庄内では湯殿山開山祭りや、庄内三大祭りの一つ、の大山犬祭りなど、地域の伝統を感じることができるお祭りが各地で開催されます。
ここ数年は大規模な山車の練り歩きは残念ながら見られませんでしたが、大山犬祭りでは、使い狼といわれているメッケ犬を象った犬みこしを見物することができます。
酒造りの神様としても崇められている椙尾神社へしっかりお参り。その後は?
祭りといえばのお楽しみを。
お祭り広場には、たくさんの屋台が並びます。
中でもわたしの一番は焼きそば!

みなさん、焼きそばはお好きですか?

ー塩コショウで炒めた肉野菜
ー蒸した麺を入れてさらに炒める
ー仕上げにソースを絡めて出来上がった焼きそば

考えるだけで、食欲をそそられます。
しかし、山形県庄内町にある焼きそばは皆さんの想像からは大きくかけ離れているのかもしれません。庄内町で主流なのは「あとがけソース焼きそば」。名前の通り、ソースの絡まっていない白い焼きそばに、自分の好みの量だけソースをかけて食べるスタイル。一般的な焼きそばよりもあっさりしているのが特徴です。

この食べ方が生まれたのは、ソースを美味しく食べるためとされています。焼きそばのソースは火を通すと劣化してしまいます。そこから「ソースは火を通さずに最後にかけて食べよう」といった発想によって誕生したとか。

あとがけソース焼きそばの食べ方はアレンジも多様。半熟の目玉焼きを乗せれば、上からかけたソースと卵が絡まってあとがけソースならではの味の変化を楽しめます。また、青のりのかわりに刻み海苔をたっぷりかけると、上からかけたソースが海苔の風味をより一層高めてくれます。

B級グルメとしてメディアでも数多く紹介されている「庄内名物 あとがけソース焼きそば」。ご自宅で再現してみるのもおもしろいかもしれません。庄内町にお立ち寄りの際は歴史ある神社へのお参りと一緒に、ぜひご賞味くださいね。

 

 

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