アトリエ玄米デカフェ|atelier GENMAI DECAF

秋の庄内―新米と紅葉の季節(No.27)

COLUMN

10月。

山形県庄内地域一帯の田んぼが黄金色に染まる頃、今年も稲刈りの季節がやってきました。

籾が完熟し枯れることで黄金色に変化する稲。たわわに実った稲穂が頭を垂らす黄色の絨毯のような一面の田んぼのあぜ道には、ススキやコスモス。刈り取った稲の香りと土の感触。田んぼは季節を感じることができる自然の宝庫です。

こんな田んぼがもたらしてくれる秋の味覚は?そう新米ですよね。


実りの秋に美味しくなる食べものはいろいろありますが、特にこの新米を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

なんとも言えない新米の香りと、ほのかに甘く豊かな風味、ふっくらもちもちの食感…
考えるだけでわくわくしてきてしまいます。
でもこの新米、普通のお米と比べて水分が多く割れやすいので、上手に炊くにはちょっとした気配りが必要。炊き方のコツを簡単にご紹介します。

お米を洗ったら30分~1時間くらい水に浸して、炊くときは、心持ち水は少なめに。炊きあがったら、15分ほど蒸らして余熱で余計な水分を飛ばします。
お待ちかねでフタを開けたら、しゃもじで上下を返してお米全体の水分を均等に。こうして、思わずつまみ食いしたくなってしまう美味しいごはんの炊きあがり!

 

さてさて、 山形の秋の楽しみは、美味しい新米だけではありません。
もう一つ、忘れてならないのが美しい紅葉です。

 

寒暖差がある山形県だからこその美しさを誇る紅葉の名所が県内各所にあるんです。
9月中旬~10月中旬。まさに今が見ごろを迎えているのが蔵王山。蔵王中央ロープウェイに乗り空中から見る紅葉の景色はまるで錦の絨毯。ロープウェイを降りてのトレッキングもおすすめです。

もう少しあと、10月中旬~11月上旬には、形県内陸地方と庄内地方を結ぶ月山花笠ラインはいかがですか?ここは、日本の道100選にも選ばれてる月山、湯殿山を中心とする山岳地帯を通過するルートで、四季折々の素晴らしい景色を楽しむことができますが、特に秋の紅葉シーズンは人気。ビュースポットでは車を止めて多くの人が紅葉を楽しみます。

こんなふうに、味覚も絶景も思いっきり味わうことができる秋の庄内。夏の暑さが落ち着いて、少し高くなった空の下、秋の空気を全身で感じたくなりませんか?

コメント