日本人の食文化として外せないソウルフード「おにぎり」
みなさんのお好みの具はなんでしょうか?
9月になってもまだまだ暑い毎日。
ですが、暦の上では季節はもう秋。日本でも有数の米どころ、ここ山形県庄内地方では、そろそろ新米の季節を迎えます。
今回は、食欲の秋、お米もますます美味しくなるこの時期ならではの、とっておきのおにぎり「弁慶飯(べんけいめし)」を紹介します。
みなさんは、弁慶飯というネーミングから、どのような具材を想像しますか?弁慶飯の作り方は至ってシンプル。白ご飯のおにぎりに味噌を塗って焼き、海苔の代わりに「青菜漬け」を巻くだけ簡単、出来上がりです。
青菜漬けとは、山形県の食卓に欠かせないお漬物のこと。弁慶飯と並んで、古くからこの土地で愛されている郷土料理のひとつです。
味噌おにぎりを焼いた香ばしさと、青菜漬のほどよい辛さは相性抜群。お腹がいっぱいでも、なぜかついつい手が伸びてしまうほど。
この弁慶飯、なぜ「弁慶飯」と呼ぶのか不思議ですよね。弁慶飯の名前の由来は諸説あり、云われもさまざま。
ー青菜漬けで巻かれた大きなおにぎりが弁慶に似ている説
ー焼いた味噌色と大きなおにぎりのサイズが弁慶の握りこぶしに近しい説
いずれにしても、「武蔵坊 弁慶」のように、力強くエネルギッシュな由来にピッタリのネーミングです。
「弁慶飯」には、土地の食材と文化をにぎって味わう美味しい文化が詰め込まれています。弁慶飯は、庄内地方で広く親しまれるとても美味しいおにぎり。
山形県庄内地方に来た際には、ぜひ味わっていただきたい郷土料理です。
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