アトリエ玄米デカフェ|atelier GENMAI DECAF

玄米デカフェをハンドドリップで。やさしい時間を召し上がれ。(No.2)

ハンドドリップで淹れる玄米デカフェ COLUMN

 鳥海山は今日も雪化粧。
まだまだ寒い毎日ですが、「風のまち」、ここ庄内に吹く風にも、ほんのり春の気配を感じる季節になりました。
庄内では「ばんけ」と呼ばれている春の訪れを告げるふきのとうが芽吹くこの時期。
なんだか心も弾んできました。

 今より少し先の4月の終わり、遅めの春。
鳥海山も少しずつ山肌を表す頃、庄内はやさしい桜色に包まれます。
庄内周辺の桜の名所といえば・・・
庄内平野を一望できる丘に咲き誇る桜、流れる川の河畔の桜並木など数知れず。
美しい桜が冬の間の寒さに強張った身体も心もほぐしてくれる。そんな景色です。

 そんなことを考えていたら、大好きな庄内の桜に会いに行きたくなりました。
開花の時期までは、まだひと月余り。
はやる心を落ち着かせ、ゆっくり桜散策の計画を立てることに。

 こんな時の私の定番。ゆっくり丁寧にドリップして淹れる一杯の玄米デカフェです。
簡単だけど微妙な手加減で味が変わるのが奥深いハンドドリップ。
いつもの玄米デカフェに、私の弾む気持ちが加わったような一味違う幸せの味を楽しみます。

 

ハンドドリップの淹れ方

1.   ドリッパーにフィルターをセットし玄米デカフェを入れます。玄米デカフェの分量はカップ一杯につき約10gを目安に。

2.   お湯を中心から「の」の字を描くように玄米デカフェ粉全体に丁寧に注ぎます。このときのお湯の温度は90~95℃くらいで。

3.   サーバーに玄米デカフェが数滴落ち始めたら一旦、注ぐのを止めて30~40秒くらい待ちます。これが、俗に「蒸らし」といわれている作業です。

4.   蒸らしが終ったら、再びお湯を「の」の字を描くように、静かにやさしく3~4回に分けて注ぎます。

5.   抽出完了。あらかじめ温めておいたカップに注いで出来上がりです。

 

サーバーに落ちる玄米デカフェ

 

 ハンドドリップで、玄米デカフェが一滴一滴こぼれるしずくのようにゆったり流れる時間も味わいます。
丁寧に淹れた一杯を楽しみながら心に浮かんだ景色は、残雪を被った鳥海山と川沿いの桜並木。
庄内ではこんな、一枚の絵のように心に響く景色に出会えます。